国見のみかん

栃木県北東部の那須烏山市国見地区で生産されている「国見のみかん」は
酸っぱいみかんとして有名ですが、地域の人たちからとても愛されています。
この国見地区がみかんの生産の北限だそうで、
日本で一番寒い場所で作られているみかんでもあります。
以前はたくさんのみかん園があったそうですが、
高齢化により年々減ってしまい、今はわずか5軒を残すのみとなりました。
国見地区の近所にある祖母の家に遊びに行くと、
冬には必ずこのみかんがこたつの上のカゴにあって、
酸っぱいと分かっていながらも、無性に食べたくなってしまいます。
そして、山間にあるみかん園は、みかんの生る冬の早朝は雲海に囲まれ、
素直に「美しい」と思える幻想的な風景を演出してくれます。
そんな冬の風物詩がこのまま失われてしまうのはとても悲しい。と思い、
「国見のみかん」をたくさんの人に知っていただき、
ファンを増やして、生産に携わる人が増えていけるようにと、
そんな想いで「国見のみかん」を使った商品をつくりました。
この商品たちを手にしてくださったみなさんと、
国見のみかん園を繋ぐことができればと願っています。

November 13, 2020